痴レ者につき。

井の中の蛙が、井の中から空を見上げたり、井の中に落ちてきた枯れ葉を眺めては、「これは何だらう」と愚考する系チラシの裏。

『ドライブ』と『ゴースト』から、仮面ライダーウォズについて妄想する2月6日。

要するに前回の記事の続き。仮面ライダージオウ』は面白い!

 

spindream0911.hatenablog.jp


今回は、執筆時点では未発売の玩具情報を参考にした妄想をしているのでご注意ください。Amazonでネタバレ踏んだ……。

 

 

 

前回、『ドライブ』と『ゴースト』は作中で管理社会についての示唆があったことが共通していると書きました。
これとは別の共通項を記載することで、ゲイツリバイブの構築する未来について妄想します。

 

※前回の記事でゲイツリバイヴと記載していましたが、ゲイツリバイブが正らしいらしいので、本日以降の記事ではリバイブと記載致します。

 

『ドライブ』と『ゴースト』の共通項、それは『人造人間』の存在です。

 

「えっ、ドライブはともかくゴーストに人造人間なんていなかったでしょ? ガンマイザーのこと? でもアレは対話できると云う建前のシステムでしょ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それも仕方ない話で、この設定は『ゴースト』本編ではなく『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』にて明かされた設定なんですよね。

 

 

 

 

大雑把に言えば、『ゴースト』本編の登場人物に人造人間がいることを知り、スペクターがその事実とどう向き合うか苦悩する、みたいな作品だったりします。ちなみに本作での後付設定ではなく、元々想定されていたことが分かる描写が『ゴースト』本編内にも散見されます。むしろあの描写からするに、本編内で明かしたかったんじゃないかなあ。ニチアサの時間帯には無理でしょって感じだけども。

 

 

 

『ドライブ』は言うまでもありませんね。ロイミュードが機械生命体であることは本編内で言及されていますし、機械生命体とどう付き合うかと云う話もあったりなかったりなかったりします。

 


すなわち、『ドライブ』と『ゴースト』の共通項は『管理社会』と『人造人間』です。このことから、ゲイツリバイブ勝利ルートで構築される未来は、人造人間が存在する管理社会だと妄想することができます。よく分からないけどディストピア感著しい。

 

この妄想の裏付けとして、次に登場する未来の仮面ライダー仮面ライダーキカイ』らしいんですよね。
管理社会云々はともかく、キカイ=機械、すなわち人造人間がゲイツの物語に全く関わらないと云うのは考えづらいです。


『シノビ』と『クイズ』がゲイツの物語に関わるのかよ、と云う疑問も生まれますが、ジオウを殺すべきか否か、過去を変えるべきか否かの2択で苦悩しているゲイツ『クイズ』に対応しますし、誤った力の使い方や自身の意思についてを描写した『シノビ』は、リバイブをどう扱うか苦悩するゲイツと云う形で対応させられるんじゃないかなあ、と考えていたりします。

(『クイズ』の「歴史なんか変えても」は自分に言い聞かせている側面もあると私は捉えています。その誘惑を断ち切っているからこそ『クイズ』はめちゃくちゃ格好良かったのです)

 


そしてゲイツの初期所持ライドウォッチが『管理社会』と『人造人間』を示唆していると妄想した場合、前回の記事とはまた違った妄想に発展させることができます。

 

……白ウォズって『人造人間』なんじゃないの?

 

白ウォズの無慈悲さ/無機質さの理由として、彼が人間ではないからの妄想は一定以上の説得力があるように感じます。又、彼が人造人間であると仮定した場合、白ウォズが"自身を未来の創造者"、"ゲイツを救世主"と呼称する理由付けにもなります。

 

我が救世主と云う言い回し、どことなく引っかかってたんですよね。ゲイツリバイブ勝利ルートでは、白ウォズはオーマジオウに支配されるタイミングが存在しないはずなんですよね。

救世主とは、被害を受けている状態/結果から救い出すからこその救世主であり、被害者には成り得ない白ウォズゲイツ我が救世主と呼称するのは変ではないかと。

しかし、『オーマジオウの君臨ルートではそもそも創造されなかった』ゲイツリバイブがオーマジオウを倒した未来だから創造された』と妄想すると意外にしっくりきます。"未来の創造者"も、「未来を創造する者」ではなく、「未来で創造された者」の意なのかもしれません。そりゃあ、救世主だよなあ。

 

 

 

又、この方向性は逢魔の日以降の未来についても妄想が可能になります。


逢魔の日以降、人類は減少していくのではないでしょうか。

 

 

その辺の妄想は、クイズの母親の描写に由来します。エグゼイド以降の時代にも関わらず、医療が明らかに進歩していないんですよね。

医療が進歩しなかった結果人類が減少したのか、それとも人類が急速に減少するので医療が進歩する余裕が無かったのかは分かりません。そもそも医療でどうにかなる理由なのかも不明です。

兎にも角にも、逢魔の日以降の人類減少に対して、ゲイツリバイブは秩序社会維持の為、人造人間の創造によって対応しようとしたのではないでしょうか。白ウォズが黒ウォズと酷似しているのも、過去(?)の知人である(黒)ウォズを参考に創造した人造人間だからと理由が生まれます。

 

 

 

続いてこの妄想では「最高最善の魔王」にも意味付けができます。

 

逢魔の日以降の人類減少に対し、オーマジオウは1を殺して1を救う方法を選んだのではないでしょうか。

ツクヨミはオーマジオウが君臨する時代の人口について、2018-2019年の半数になったと口にしていましたが、言い換えれば半数は生かすことができている、とも捉えられます。このスタンスは「最善を尽くす魔王」の言葉がしっくりきますよね。

 

 


【2019/02/08 00:00 頃追記】

さすがに逢魔の日以降の人類減少の理由を全く考えないのも面白くないので妄想していました。

オーマジオウの未来とゲイツリバイブの未来の差異には、2019年以降の仮面ライダーが存在するか否か、と云うものがあります。

つまり、仮面ライダーの存在により人類が減少するのではないかな、とか。

 

平成2期以降は"人間が怪人に変身する"パターンも増えてきましたし、そもそも『仮面ライダー』の敵は改造"人間"なんですよね。仮面ライダーが存在することで怪人が増える(=人間が減る)+怪人による被害で人間が減るの相乗効果で人類が減少していくのではないか。

その為にオーマジオウは"仮面ライダー"に成り得る存在及び怪人に成り得る存在を殺すことで人類を保とうとしたんじゃないかなあ、という妄想。

 

仮面ライダーが存在する=仮面ライダーが倒すべき存在もいる、の構図。

『◯ン◯◯◯◯◯◯3』みたいな話になってきた。あまり気分の良い妄想ではありませんし、今後の仮面ライダーシリーズを気分良く観られなくなる可能性があるので、この妄想は是非とも外れて欲しい所存。

【追記ここ迄】


 

 

この妄想が的を射る場合、恐らくキカイ編かその次の話辺りで未来についてが明かされるかと思います。そしてゲイツが勝利するのが正解なのかを苦悩し、ディケイドが介入する第三の選択肢が出てくるんじゃないかなあ、と。
そんな妄想をしながらお布団に包まれたい所存。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに人工の生命体と云う点では『オーズ』のグリード(の一部)等も該当しますが、その辺は管理社会の差異で選択されたんじゃないかな、と。

又、『オーズ』は最低最悪と呼称しても差し支えない過去の王がいる為、その差異で2話やりたいから初期ライドウォッチからは落選

『ゴースト』はライドウォッチでも"一度死んで蘇る"をやりたかったので、初期ライドウォッチに当選、みたいな理由もあるかも?

 

作品外のメタ視点ではそういう妄想が可能ですが、作品内の理由としてはどうしてその2人を盗んだのかは気になるところです。

『ドライブ』はともかく、『ゴースト』のパーカーゴースト召喚/使役は『龍騎』のドラグレッダー召喚/使役と並んでかなり便利なはずで、オーマジオウにとっての重要度も高いと思うのですが……。わざと盗ませた……?

 

 

仮面ライダージオウ DXキカイミライドウォッチ

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