痴レ者につき。

井の中の蛙が、井の中から空を見上げたり、井の中に落ちてきた枯れ葉を眺めては、「これは何だらう」と愚考する系チラシの裏。

オーマジオウは鏡のライドウォッチを持っていたのか妄想する2月27日。

突発的な外出で偶然早めに帰宅できたので、仮面ライダージオウについて妄想します。またかよ!

キカイ編(第24話)迄のネタバレを含みます。

 

 

 

リュウガ編及びキカイ編、めちゃくちゃ面白かったですね。

特にリュウガ編は役者の演技が上手い! 城戸真司の名前を出すタイミングで雰囲気が変わる編集長。律儀に返事をする辺りで「あっ、真司だ」と思わせる声のトーン。水面(鏡)に映す真司の笑顔。2人のわちゃわちゃした感じ。と、龍騎のアフターストーリーとしても面白い上に。

自身を犠牲にしてアナザーリュウガを倒そうとするゲイツや、オーマジオウになる覚悟を受け入れるソウゴ、ツクヨミの切り替えの早さ等、ジオウのメインストーリーとしても面白い。

多方面から怒られそうなんですが、ツクヨミの切り替えの綺麗さはすげぇ理知的な女性っぽくてすげぇ好き。家庭板でもこういうタイプのお話は面白い。


キカイ編はジオウのメインストーリーとしての面白さに特化しており、特にタイムジャッカーの"都合の良い王を創り出して傀儡にする"と云う(表面上の?)目的が明確になったのは大きい。そりゃあ、ゲイツとは組めないよね。ウォズってオーマジオウ/ゲイツリバイブを傀儡にするタイムジャッカーなのでは……? とは言え、ゲイツの隠しきれない良い奴感等、設定まわり以外でも面白い箇所は多々あったかと感じています。


今回は設定まわりの妄想話なんですけどね!

オーマジオウは鏡のライドウォッチを入手したことがあるのか。から派生する妄想。

 

 


現時点でソウゴが所有しているジオウライドウォッチIIは、アナザーリュウガに引っ張られて突入したミラーワールドにて、鏡のソウゴと対面したことにより変化したライドウォッチ

すなわち、オーマジオウがミラーワールドに行ったことがなければ、鏡のライドウォッチは入手していないのではないかと云うお話。


ここでポイントとなるのが、黒ウォズがジオウライドウォッチIIをソウゴに(間接的に)手渡したタイミング。あのタイミングでは、アナザーリュウガは誕生していなかったんですよね。つまり、黒ウォズは鏡のライドウォッチを知らない可能性がある

 

鏡のライドウォッチについて逢魔降臨歴に記載されていた、と云う可能性はかなり低いと思っています。逢魔降臨歴には、そもそもあのタイミングでジオウライドウォッチIIを使わない歴史が記載されているはずであり、白ウォズの発言からもそれは嘘ではないように思えます。

一応、オーマジオウは、龍騎のライドウォッチを奪う前からジオウライドウォッチIIを所持しており、それ以前及び以降、逢魔の日まで使わなかった、とすれば矛盾は消えるものの、使わない理由が不明過ぎるので考えづらい。

ディケイドもミラーワールドに突入できますが、ディケイドウォッチを使用した時のオーマジオウの反応等から、彼は彼で逢魔降臨歴には記載されていない可能性が高い


となると、オーマジオウは鏡のライドウォッチを入手していなかったのではないか、と考えるのはそこまで突飛ではないように思えます。

 

 


黒ウォズが全く動揺せずに2つのライドウォッチで変身したジオウIIを祝福していた? 彼、オーマジオウに至る前の姿って知らないんじゃないの? 逢魔降臨歴、挿絵がない可能性も結構高いよ?

オープニングでは映像が映る本になってるけど。

おやっさんが直した結果2つになった、とか認識していても不思議ではない。

 

 


仮にオーマジオウが鏡のライドウォッチを入手していない場合、ツクヨミが提唱した"オーマジオウは都合の良い未来を創造できる"は、オーマジオウでは使えない可能性が出てきます。

鏡のライドウォッチと融合して変化したからこそ、未来創造能力が強力になった、とか。

 

そしてその妄想では、オーマジオウは都合の良い未来を創造し切れなかった結果、あの退廃した未来に至ってしまった可能性があります。
又、ゲイツツクヨミが過去に行けない未来を想像すれば、自身の存在も脅かされずに済みました。仮に自身を殺して貰いたいのなら、今度は黒ウォズが過去に行けない未来を想像すれば済む話です。

このことからも、オーマジオウは未来創造能力及び鏡のライドウォッチは入手していないのではないかな、と思う次第。

 

 


この妄想では、キカイの未来を創造したのが現時点のソウゴということになり、その結果キカイ編の解釈が2つに別れるのが楽しいところです。

キカイ編はゲイツリバイブ勝利ルートの延長にある未来。とすれば、


例え自身が存在しないルートに入っても、人間は必ず滅ぼすと云う意志で創造した未来。


オーマジオウになる未来を自身で阻止すべく、ゲイツリバイブが誕生する為の条件成立の為に創造した未来。


現時点でのソウゴは闇も受け入れているので、人間絶対殺すマンの思想を持っていても不思議じゃあないんですよね。夢って無意識の発現って考えもあるみたいですし。

現時点でのソウゴの無意識はどこを向いているのか。

 

 


とまあ、未来創造と云う強力な能力を持つジオウIIなんですが、割とすぐに登場しなくなるんじゃないかなあ、なんて思っていたりもします。

主な理由としては販促方法とアナザージオウの存在


ジオウIIは何故か、ゴーストでは許されなかった闘魂とは異なり、ジオウIIが基本フォームのように描写されるようになっているんですよね。ジオウライドウォッチII入手後、仮面ライダージオウは登場していません。全シーンにおいて、仮面ライダージオウIIにいきなり変身しています。これは中々興味深い事例。

 

玩具目線で見た場合、ジオウライドウォッチIIをD3D9両方のスロットに挿すと、後続発売のライドウォッチが使えなくなるので、少なくとも片方(音声ギミックが無い側)は使われなくなることが分かっています


そしてこのタイミングで登場するアナザージオウ。彼は恐らく、本来のジオウの代わりに倒されることで、オーマジオウが生存しつつもゲイブリバイブも誕生する第3のルートを拓く為のギミックです。

が、ジオウのアナザーライダーと云う美味しい存在を、そのギミックだけで消費するのだらうか。

 

 


と組み合わせて考えた場合、ニューロンに刺激が走ります。ジオウライドウォッチII、アナザージオウに奪われるんじゃね? と。

 

 


今後ジオウライドウォッチIIが奪われるのであれば、販促期間はかなり短くなるので、少しでも活躍させる為に、使えるシーンは全部ジオウIIにしていても不思議ではありません。又、奪われると云う展開にすれば、「どうしてライドウォッチIIを使わないんだ……?」と視聴者に思わせることもなくなります。物語的な目線では更に、未来創造能力が消失することで物語のツッコミどころを減らせるのも大きい。加えて、アナザーリュウガを倒せたことから、ジオウライドウォッチIIを所持しているとライドウォッチを集められなくなる(そもそも集める必要がない?)ので、残存しているアナザーライダーを出せるようになると云う価値もあります。


改めて考えると扱いに困るな、ジオウライドウォッチII……。


以上。仮面ライダージオウIIは割とすぐに登場しなくなるんじゃないかなと云う妄想でした。

 

 

 

 

ちなみに、今回の妄想全てを無に帰す妄想として、ジオウライドウォッチIIを入手して覚醒した未来創造能力が過去に遡及する可能性があります。

要するに、オーマジオウになりたくないと無意識に願った結果として、未来人達を呼んだのが2018年以前のソウゴ、と云う可能性です。

もっと言えば、幼少期のソウゴがダイマジーンに襲撃される夢を視てしまったことで、それが未来として創造されてしまった可能性もあります。


時間ものって難しいね。

 

 

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