痴レ者につき。

井の中の蛙が、井の中から空を見上げたり、井の中に落ちてきた枯れ葉を眺めては、「これは何だらう」と愚考する系チラシの裏。

『仮面ライダーゴースト』第一話から、終末を妄想する。


 やっほほーい! 日谷さんです。
既に今更感が漂っておりますが、今回は『仮面ライダーゴースト』第一話からの妄想となります。

『ゴースト』及び『ドライブ』のネタバレを含みますので、ご注意くださいませ。

 


さて。

今回の記事は感想ではありません。
自分の考えとして、『平成二期は二号ライダーが出るまで評価はあてにならない』というものがあるからです。

二号ライダーが出るまでは、主人公及びその周りの紹介に終わってしまうというか。
二号ライダーという、それまでのコミュニティに存在しなかったキャラクターが介入し、コミュニケーションを取ることで、キャラクターが掘り下げられ、物語の解釈が面白くなるもんだと感じております。

したがって、『ゴースト』に関してもしばらくはお口チャックです。



それでは今回のテーマなんですが、『ゴースト』は何を目指すのかを妄想してみたいな、と。

以前、「仮面ライダードライブは仮面ライダーWの本歌取りを目指したのではないか」という記事を書いたことがあります。

怪人絶対倒すマンだったマッハとアクセル。
実験兵器として造られ、誰かを救うことを目指したチェイサーとエターナル。
(主人公が活躍する前に動いていた、最初の仮面ライダーであるプロドライブとスカル)

そして、二人で一人の仮面ライダーだったドライブとW。

それぞれ選んだ道は少しずつ差異があるものの、それを差異と認識する程度には共通項の多い二作品。



それを踏まえると、『ゴースト』も何かしらの本歌取りを狙うのではないか、という妄想も働くというものです。



取り敢えず候補に成り得るのは、『W』の次作品である『オーズ』ですよね。

主人公の周りを浮遊するパートナーである、アンクとユルセンという共通項もあります。
ただ、アンクは三浦涼介に憑依していたことも多いですし、声優を起用という点で、キバットに近い気もします。そう考えると『キバ』の可能性も……?



『ゴースト』の特徴としては、主人公が既に死亡している幽体、すなわち物語開始当初から貴種の要素を孕んでいる点にあります。

その点では『キバ』のほうが分かりやすい貴種ではありますが、『オーズ』も実は物語開始当初から貴種ではあったんですよね。
そして二人共、自覚するのは物語中盤以降。

というわけで、これだけだとどちらかに絞るのは難しい。

貴種要素をどう調理したのか、で考えると。
『オーズ』を目指すのならば、主人公は復活。
『キバ』を目指すのならば、幽体であることを受け入れる。

そんな感じの結末になるのでしょうか。
さすがに平成で、主人公の完全消滅はやらない気がするんですよね。
故に、肉体を取り戻すか、永久的な幽体になるかの二択になる気がします。

火野映司よりはアンク寄りのテーマになりますが、幽体であることを通じて「生きるとは何か」を提示させることもできますし。

そう考えると、『オーズ』を目指すのかなあ、なんて。




『ゴースト』はそれこそ始まったばかりなので、今から結末予想するのも馬鹿らしい話なんですけどね。

主人公が既に死んでいるという、平成二期にしてはかなり挑戦的にも思える『ゴースト』。
取り敢えず二号ライダーの存在に期待しながら、楽しんでいきたい所存ですの。

 

 

仮面ライダーゴースト 変身ベルト DXゴーストドライバー