痴レ者につき。

井の中の蛙が、井の中から空を見上げたり、井の中に落ちてきた枯れ葉を眺めては、「これは何だらう」と愚考する系チラシの裏。

『れんあいこわい』がとても素敵だった6月24日。

先日やっととらのあなに行くことができまして、ようやく『ゴブリンスレイヤー』2巻を入手することができました。尤も、特典は既に無くなっていたのですが……。
これなら適当な書店で買えば良かったかなあ。

『ゴブリンスレイヤー』に関しては今週末にでもコーヒーと共に堪能する予定です。

なので今回は一緒に購入した、くずしろ先生の新作単行本『れんあいこわい』一巻の感想です。とても素敵でした。

 

 



くずしろ先生といえば『犬神さんと猫山さん』で有名ですが、個人的には『げきぶの。』のほうが印象深かったりします。
何にせよ、影があるというか、拗らせているというか、そういうキャラクター描写が巧いといった印象があります。

『れんあいこわい』もそんな拗らせているキャラクター満載で、「らしいなあ」といった感想。
少なくとも、「フツーのラブコメ」ではないような

特に1話2話が大満足。
堂本悠が可愛すぎるし、桜井も可愛い。
男が可愛いのは大事なポイントです。イケメンよりも可愛い男が繰り広げるラブコメのほうが好みなので。
もちろん、蓮見くんも可愛かったです。

それでも堂本悠の可愛さは歴代の作品でも飛び抜けているような気がしますね
女性に依存しているわけではなく、そして女性に恋愛しているというよりも、自分の立場(世間体)を判っていて一歩引いている感じ。
好きだけど、恋ではないと分かっているような、でも決して軽い気持ちでもないという女性に対する感情。
そして男である桜井への対処に戸惑う感じ
全てが素敵です。

そんな印象を受けているので、1話2話は群を抜いて素敵でした
きゅんきゅんする。
余裕振る態度とか、恐る恐る牽制してみる態度とか、とても「等身大」な感じがしました。
だからときめくんだろうなあ……。
二人の距離感が良いんですよね。

と言うか、僕って百合系女子と男のカップリングが好物なんですよね。
やる夫スレで言うなら「白井黒子とやる夫」みたいな。
二人して他の女性に視線を向けて盛り上がるんだけど、あんまりそっちを見過ぎるとどっちかが拗ねるみたいな。
だから、そんな好物を出されて、素敵だと思わないわけがないんですよね。

3話以降ももちろん素敵。
但し、スポットが大好物である堂本悠と桜井から離れたので、1話2話のみを高く評価してしまう。
蓮見くんと蓮見さんの関係も好きなんですけど、アレおまけ漫画だからなあ。
今後も続いて欲しいところ。読み切りだしどうなんだろ。

カップリング目線ではなく個人的な魅力なら、みっちゃんも可愛い
気怠げにタバコ吸ってる様が格好良い。ネットで同士を探さないってことは、本当に独りで趣味を楽しんでだらうなあ。
そういうところも好感がモテる。と言うかリアルな知人を思い出さなくて済むのが良い。

小岩井店長も可愛い。
可愛いが、それよりもキャラとして好きです
ストーリー展開上何でもこなせそうで、各人間関係を良い塩梅に調整してくれそうな気配。

と言うか、みんな可愛いんじゃないだらうか。
いや、支倉涼子に関しては前作(?)のほうが可愛かったかもしれない……?

 


取り敢えずはそんなところ。
明らかに男が少ないので、全員がカップリング成立するような作品ではないんだろうなと思いつつ。
それでも堂本悠と桜井が仕合せになると良いなあと期待してしまう作品でした。
オススメして布教したい。けど、性癖バレそうで怖い。それだけがネックかな。



蓮見くんと蓮見さんは学校でいちゃついてれば良いよ、うん。

 

 

れんあいこわい: 1 (REXコミックス)

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