痴レ者につき。

井の中の蛙が、井の中から空を見上げたり、井の中に落ちてきた枯れ葉を眺めては、「これは何だらう」と愚考する系チラシの裏。

『劇場版仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』から、真犯人の思考等を妄想してみた。

やっほほーい! 日谷さんです。
前日の続きです。や、面白かったが故に観劇後に色々と考えてしまったんですよね。

例によって例の如く、ネタバレ前提ですのでご注意くださいませ。

 


さて。

前提として、ネクストドライブの変身者はエイジであったとします。
これは、作中で108がエイジをコピーする際にネクストドライブドライバーを奪ったように映ったためです。

また、108の最終的な目的は「過去の自分とジョグレス進化する」であると捉えます。





はてさて。

108の言葉が真実なら、トップが誰なのかは分かりませんが、2016年はロイミュードが支配者層に立っているもしくは大反乱を起こしている状況だそうです。
そこから20年の間で、エイジはネクストドライブとしてレジスタンス的な活動をするようになり、進之介はロイミュードとの戦闘中に死亡したといったところでしょうか。

となるとですね、108って過去に行く必要性は皆無だったんだよな……?

確かに2015年では108は封印されていますが、2035年では活動可能状態にあるわけでして。
1度しか使えない時空間移動を、20年活動時間を早めるために使うのか? という疑問があります。

すなわち、108の目的は徹頭徹尾、ジョグレス進化によるグローバルフリーズでしかなかったんですよね。
どうせ2016年にはロイミュードが支配者層に立つというにも関わらず、です。

これって、108がロイミュードのトップに立ちたかったんじゃね? という妄想。
破壊衝動が強すぎて封印されているというのも、支配者の指示すら受けつけず反逆の可能性があるという意味なら、確かに「あの」ハート様が眠らせていても不思議ではないか……?

もしくは、他のロイミュードが暮らすためのセカイさえ破壊したがるから、とか。



さて、そんなことはどうでも良いというか、観劇中に考えられることではあったんですよ。

問題はですね、何故に進之介にドライブドライバーを破壊させたのか



ドライブシステムがグローバルフリーズに対抗してくる可能性があったから、というのは考えづらい。
何故なら、タイプスペシャルがフリーズ内で活動した際に108が驚愕していた描写があるからです。
また、タイプスペシャル(タイプネクスト)で対抗されると分かっていたとするなら、ネクストドライブドライバーを破壊せずに投げ捨てたのが謎。
事実、それが敗因のようなものですし。

フリーズを起こす前に仮面ライダーに邪魔されると困るから、という理由もちょっと厳しかったりします。
マッハドライバーに関しては積極的に行動を起こしていたようには見えず、そもそも108は彼らへの対抗手段であるネクストドライブドライバーを所持していたわけですからね。



となると、108ってただただ愉悦したいからドライブドライバーを破壊させたんじゃねぇか……?



ドライブドライバー、及び仮面ライダーを脅威とする理由が思いつかないんですよね。
ベルトさんにロイミュードであることを解析される恐れがあったから、とかならさすがに悠長過ぎます。

エイジをコピーできたから、隠れ蓑に進之介を選んだ、までなら理解できるんですけどね。





ちょっと話は変わって。
108は「八割の真実」という言葉を口にしました。
そして、クリムが首謀者というのが「二割の嘘」であるとも。

つまり、2016年にロイミュードが支配者層に立つことや、2015年からドライブドライバーが暴走するのも史実だったんじゃないだらうか。

少なくとも、2015年では封印されていた108が2035年では自由に活動出来ていたという点や、ネクストドライブドライバーの存在から、信憑性はあります。
(ロイミュードとの戦いが終わっているなら、もう一つのドライブドライバーを開発する理由が薄い)

もしもドライブドライバーの暴走に関しては108の関与がなく、ドライブドライバーに細工をしたのが生前のクリム本人や蛮野だった場合、108が勝手なことをしたせいで歴史が修正された可能性もあるんじゃないか?

ドライブドライバーが暴走したことでロイミュードが支配者層に立てた可能性というのは、非常に高そう。

その暴走要素を孕んだドライブドライバーを破壊させてしまった108の影響で、本編ではドライブは最後まで人類の味方で在り続け、結果として人類側が支配者層のまま、という展開もなくはないんじゃなからうか。





――なーんて妄想をしてしまった一日でした。

劇場でもう一回とまでは言いませんが、本編が終わったらもう一度観てみたい作品です。

観劇の最中は、何故ドライブドライバーを壊しているのかとか、全く疑問に思いませんでしたからね……。
やっぱり作品そのものに勢いがあったよなあ。




昨日記事を書いた時には気づいていなかったのですが、本編はオールアップを迎えたようで、おめでとうございます。
途中何度か迷走したようにも映ってしまっていますが、それ故に『仮面ライダードライブ』がどんなエンディングを迎えるのか、誠に楽しみです。